「ヘリ無し畳」作り方 畳屋さんからの質問集と解決策② 「変色について」

「ヘリ無し畳」作り方 畳屋さんからの質問集と解決策②

畳屋さんからの質問
「ヘリ無し畳をつくると、縁際部分が変色してしまう」
です。

せっかく作ったヘリ無し畳。
完成してしばらくすると、縁際が変色してる、、、
なんてことに。
残念すぎます!
こんな感じ
ガッツリ変色しました
色が抜けたり、黒くなったり、、、
今回はわざと変色するよう作ってみました。
ちょっと大袈裟ではありますが。わかりやすいように。

この原因は2つほど考えられます。
畳表が乾くまで時間がかかっている
高温を畳表に当てて乾かしている
です。
「水を入れる量が多かったのかな?」
と思われがちですが、、、
もちろんそれもありますが、濡らしてから乾くまでの時間の方が重要です。

原因がわかれば解決策が浮かび上がりますね。

完成したらすぐに扇風機で乾かしましょう。
僕の場合は大型の扇風機を数時間かけて乾かしています。

まぁ、そこまでしなくでも大丈夫ですが、自然乾燥では気温、湿度の影響で乾くまでの時間がかかり過ぎて変色する原因になってしまいます。

また、曲げる部分だけ濡らすのではなく、濡らす範囲を広げれば、縁際のみの変色を避けられますね。

濡らす際のポイントとしては、表側は少なめ、裏側はしっかりです。

今回はヘリ無し畳を作るさいの「変色について」書いてみました。
特に梅雨時期、この問題が出てくるかと思われます。